大人上品なおすすめコーデ ●極上和本YM4747●天のめぐみ［天の恵］（寛政8年早印本）九嶋（九島）保義 八広翁実立（立志軒）序 心学 和書

■天のめぐみ［天の恵］（寛政8年）

【判型】大本1冊。威震快聲・剣舞博士/故榊原健吉先生門人・講武館・山田次郎吉編纂/明治30年/鹿島直心影流独特の剣風を以て明治大正の剣道界に異彩を放つ。縦257粍。当方、先祖代々受け継がれ曽祖父蔵にて保管　　犬甘　甲冑之部　鎧着　　古文書。

【作者】九嶋（九島）保義（＊寛政8年早印本は「義保」、不学自性居士・天恵斎カ）作・画。鼻山人（東里山人）『言語光沢合世鏡』(初編全3巻揃) 天保5年序刊 江戸時代和本 人情本 彩色木版画4丁入 浮世絵 錦絵。

【年代等】寛政8年板：寛政5年秋作刊。滝口雅子 自筆書簡7通（真筆保証品）岸田泰政宛 1957-67年 ロシア宛エアメール。寛政8年1月、八広翁実立（立志軒）序・再刊（［京都・江戸・大阪ほか］同志衆中蔵板）。兒島高德事蹟私考・児島高徳/尾形惣三郎/昭和3年/元弘の乱に後醍醐天皇に応じて挙兵・天皇が隠岐国へ流される時途中で天皇を迎えようとした。

【備考】分類「心学」。皇国時報・96冊/神道雑誌/新内閣と祭政一致・靖国神社臨時祭・北支事変の局面開展と神社人の重大覚悟・皇道日本の主張・婦人と愛国運動。寛政8年早印本。岡本監輔（岡本韋庵）著 三宅憲章校『万国通典』（全6冊揃）明治17年 集義館蔵版 明治時代和本 阿波国（徳島県）生の北海道・樺太探検家。『天のめぐみ［天の恵］』は諸本によって書名の読みも異なり、特に文化板は寛政板を大幅に改編したものであるので別記する。耕香館画謄　畊香館画謄　全4冊揃　瀧和亭　中国書画　紅之部、香之部、雪之部、處之部。『天のめぐみ［天の恵］』は、多くの道歌と適宜挿絵を交えて「君子国の教え」や「神国の大道」を説いた書。☆E0160和本明治5～7年千葉古記録「御布告留」4冊/木更津県埴生郡上永吉村（茂原市）/古書古文書/手書き。寛政8年板は、題簽下部に収録内容を「天地開初しより父母の図」「みそぎのおほんはらひ」「神祇かんおうのみはらひ」「かみのみことのり」「諸びやうおこらざるのはらひ」と記すが、冒頭部分は「身曽岐御祓（ミソギノミハライ）」「神祇感応祓」「一切成就祓」「諸病不起祓（オコラザルノハライ）」を掲げ、以下、天地すなわち天津国津神の恵みや天地の働き、また、我身が天津神の御末の分御魂（ワケミタマ）であり、我身の尊いこと、真の心や誠の心神の人、そのほか人倫、家職等の生活心得にも言及する。新井藤次郎・近藤清太郎編『古今模様鑑』（全2冊揃）明治15-18年刊 銅版画譜 図案集 明治時代和本。寛政板後印本には、最終丁に「東京飯倉町5丁目44番地、仏教出版発弘書林、森江佐七」の朱印を押す。当方、先祖より代々受け継がれ曽祖父蔵にて保管　　古文書　　書状。また、改編板（文化板）は、神儒仏に通じた作者が「女わらべによろづ冥理を知らしめんため」に詠んだ道歌を主とする教訓書で、主に①「六根清浄大祓」（目・耳・鼻・舌・身・意の六根の穢れを除く祓い）、②「よねのおほんめぐみ（米の御恵み）」（日本神話の国産み・神産みの過程で、伊弉諾尊の息から風の神である級長戸邊命(シナトベノミコト)（級長津彦命(シナツヒコノミコト)）、穀物の神である倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)、産みの神である少童命(ワタツミノミコト)等の神々が生まれた経緯と、五穀神霊（稲生五社八太神(イナリゴシャヤハシラノオオンカミ）を図解と共に説く）、③「父のねざめ」（「伊弉諾の神の始めの御心を、つたへ給ひし我々ぞかし」以下101首の道歌で父（母）の恩や父（母）の育児のあらましを諭す）、④「母のおしえ」（「伊弉冉のなみなみならぬ御姿を、うつし給ひし今の此の身ぞ」以下95首の道歌で女子の心得や女子教育の要点を教える）、⑤「天満宮御遺訓（菅公道真誡書）」（父母の恩を忘れて神仏に現世・来世を祈るのは本末転倒であり、両親を「生身(ショウジン)の天津神・国津神」として敬い仕えることの大切さや、この道理を左右の床に書き置き朝夕眺めて心掛けよと諭す）、⑥「一休和尚法語」（地獄が眼前にあることや己が神仏と一体であることや、倹約、家業出精を説く）、⑦「いろはうた」（「いづち（何方）とも高天原の内なれば、神の恵みを受けぬものなし」以下49首（イロハ47首と「京」「立」の2首）で神の恵みや神の御心を諭す）、⑧「神の恵（神のおほんめぐみ）」（「此の国の教えとふときみはら（御祓）ひは、一二三四五六七八九十(ひふみよいむなやごと)々々に」以下13首の教訓歌）、⑨「魂鎮祓(たましずめのはらい)」（「大元尊神、証明成就、心則一元、未生神明…」で始まる8句から成る祓い）の7編を収録し、随所に「大学の道」「早稲・中稲・晩稲」「貧乏神の姿の七相・福の神の装い七体」等の図解を挿入する。華厳遊心法界記。なお、改編板の文化元年板のうち文化6年再板本については、『大阪出版書籍目録』195頁に「天の恵 一冊／作者 天恵斎（大阪）／蔵板主 右同人／売弘 藤屋弥兵衛（高麗橋一丁目）／出願 文化六年三月／許可 文化六年五月二十七日」と記す。伊良子光信編 中川重麗校『金石図解 全』明治15年 村上勘兵衛刊 明治時代和本 銅版画口絵入 鉱石・鉱物類を図版入りで紹介。

★原装・題簽付・状態概ね良好。本山彦一旧蔵書 中井竹山著 渋井考徳撰 細井平洲評『西上記 完』嘉永6年刻成 和泉屋吉兵衛刊 江戸時代和本 漢文紀行集 漢文集 紀行文集。稀書（全国に所蔵数カ所（国文学研究資料館DB））。江戸和本『天台四教儀山簣』上中下全3冊揃 嘉永元年 慧澄和尚/著 多田氏蔵版 仏教 天台宗 (和書 古文書 唐本。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、57,200円】。広瀬旭荘『梅詩鈔 初・ニ・三編』(9冊)嘉永元年河内屋茂兵衛他刊 漢詩集 江戸時代和本。