大人 可愛い 服 ●極上和本YM4698●かねもうかる（の）伝受（2種）脇坂義堂作 石門心学 下河辺拾水画 和書

■かねもうかる（の）伝受（2種）

【判型】半紙本2巻1冊。兒島高德事蹟私考・児島高徳/尾形惣三郎/昭和3年/元弘の乱に後醍醐天皇に応じて挙兵・天皇が隠岐国へ流される時途中で天皇を迎えようとした。縦224・222粍。皇国時報・96冊/神道雑誌/新内閣と祭政一致・靖国神社臨時祭・北支事変の局面開展と神社人の重大覚悟・皇道日本の主張・婦人と愛国運動。

【作者】脇坂義堂作。岡本監輔（岡本韋庵）著 三宅憲章校『万国通典』（全6冊揃）明治17年 集義館蔵版 明治時代和本 阿波国（徳島県）生の北海道・樺太探検家。下河辺拾水画。耕香館画謄　畊香館画謄　全4冊揃　瀧和亭　中国書画　紅之部、香之部、雪之部、處之部。

【年代等】寛政10年春初刊。☆E0160和本明治5～7年千葉古記録「御布告留」4冊/木更津県埴生郡上永吉村（茂原市）/古書古文書/手書き。文政7年春求板。新井藤次郎・近藤清太郎編『古今模様鑑』（全2冊揃）明治15-18年刊 銅版画譜 図案集 明治時代和本。［京都］山城屋佐兵衛（藤井文政堂）求板。当方、先祖より代々受け継がれ曽祖父蔵にて保管　　古文書　　書状。

【備考】分類「心学」。華厳遊心法界記。文政7年板2巻1冊本と後印本下巻1冊の2種。伊良子光信編 中川重麗校『金石図解 全』明治15年 村上勘兵衛刊 明治時代和本 銅版画口絵入 鉱石・鉱物類を図版入りで紹介。『かねもうかる（の）伝受』は、ある翁が安楽伝授、開運出世伝授、銀(カネ)もうくる伝授をするというので大勢の聴衆が詰めかけ、儲けの秘訣をめぐる翁との問答形式で人道を諭した心学書。本山彦一旧蔵書 中井竹山著 渋井考徳撰 細井平洲評『西上記 完』嘉永6年刻成 和泉屋吉兵衛刊 江戸時代和本 漢文紀行集 漢文集 紀行文集。まず上巻では、庄屋の四ッ兵衛が前に出て、金を儲ける伝授が世の人の嫌う理由について訪ねると、翁はかつて紅毛国(オランダコク)を訪問した時に、カネモウカルという薬を売る家の隣にカネノウナル（金無うなる）という薬を売る家があったと言う。江戸和本『天台四教儀山簣』上中下全3冊揃 嘉永元年 慧澄和尚/著 多田氏蔵版 仏教 天台宗 (和書 古文書 唐本。カネモウカル薬は飲めば次第に富貴になる良薬だが、年々廃れて買いに来る人も稀になった。広瀬旭荘『梅詩鈔 初・ニ・三編』(9冊)嘉永元年河内屋茂兵衛他刊 漢詩集 江戸時代和本。一方、カネノウナル薬は服薬するとたちまち貧窮難儀になる毒薬だったが年々繁昌した。f240502002〇彩色木版画 広重 富士三十六景 東都駿河町東京都千代田区駿河台 三越 アダチ版画研究所 昭和５０年〇和本古書古文書。不審に思った翁は店を訪ねて事情を聞くと、カネモウカルの薬方は倹約・堪忍・家業出精・正直・知足・実義の六味に柔和・謙遜・気量・発明の四味にさらに慈悲を加えて煎じた良薬だが誰も用いず、隣家のカネノウナル薬の薬方は美食・色欲・遊芸・遊所・奢・潜上・名聞・我慢（強情）・諸勝負・殺生好き・喧嘩口論・不忠・不孝・家内不和合・諫言嫌い・気随・身勝手・不実情・吝嗇・無慈悲・奸佞・邪曲・不敬・残虐・虚言・諂諛(てんゆ)の二四味を常に酒浸しにし、本性がなきを加え、無分別・不養生・短気・無方・惰弱・不算用の六味を加味して煎じたもので、口当たりが良く、身も楽になるような気がするが、実際はジリジリと薬毒が染み渡り、大病・必死・難渋の病となるのに、誰もが食いつくという。以呂波の外仮名の本字　鱗形屋孫兵衛新板。以下、このような問答における寓話を通して、朱に交われば赤くなること、小欲と知足安分、質素倹約、わずかな利益は金銀の大切さを痛感させ、無駄遣いや油断を無くすため大きな富をなすことを諭し、丁稚奉公に出る子供の心得として「楽書(らくがき)や犬かみあわせ溝なぶり 物をおとすなものをとられな」以下22首の教訓歌を掲げる。柳亭種彦著 落合芳幾画『落花清風慶應水滸伝 下之巻』明治15年 愛善社刊 明治時代和本 彩色木版画装 浮世絵 錦絵 歌舞伎 浄瑠璃。また下巻でも盲動形式で、無念無想に稼げば諸事悪くはならないこと、恋の心ある人は人情をよく知る故に人にもよく愛されることなどを諭し、最後を「一孝立(タチ)て万善の長者となりて子孫長久繁栄也。★H481和本江戸後期広渡湖秀（巌斐）「画帖」1帖/絵入古書古文書/手書き/肉筆画。是がすぐにカネモウカルの効能にて、開運出世の伝受なれば、夢にも孝行怠たるな」と結ぶ。狩猟図説 全◆農商務省/東京博文館/明治25年/猟犬/猟銃。

★原表紙にて2巻を1冊に合本・題簽付・状態良好。里見八犬伝。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、2巻2冊揃いが、27,500円】。福澤諭吉著『清英交際始末』（全2冊揃）明治2年 尚古堂刊 阿片戦争後のイギリスと中国の外交関係を記す 明治時代和本 福沢諭吉。